香川のものづくり支援事例集No.13
11/16

工作機械だけでは難しい精度を実現する手仕上げ技能!●(株)レクザム●1級仕上げ技能士 (治工具・金型・機械組立て仕上げ)高木 康輝さん主任技能検定委員技能検定を受検して手仕上げの必要性を実感!これからの仕事に活かせる貴重で有意義な体験ができた!技能検定委員に聞く!技能検定委員に聞く!会社では設備関係の業務を担当しており、職場では仕上げ作業を実施する場面は少ないですが、会社では数多くの先輩たちがさまざまな技能検定を取得しており、また会社からの技能向上の支援体制もあり、さらなるスキルアップを目指して挑戦しました。日頃使わない作業ですが、高精度な製品づくりには機械製造では限界があり、高度熟練技能の手作業の必要性を感じています。ヤスリがけ作業やタガネ加工、キサゲ加工などの時間配分に、測定器による精度チェックなど、作業の段取・使用工具の選定と自分なりの作業工程の工夫が必要となります。これら作業を先輩たちの教えを受け練習を重ねてきました。受検時には周りの受検者たちの動きも気になり、プレッシャーも感じましたが、やはり自分との戦いだと思い練習の成果が発揮できたと思います。船舶用エンジンを製造する会社で、生産技術部に所属しており、今回初めて技能検定に挑戦しました。当社には現代の名工を始め数多くの技能検定取得者が在席し、会社をあげて技能向上を推進しています。今回の検定の受検に際しても先輩たちの実践的な実技指導やさまざまなアドバイスを受けがんばってきました。私にとっては技能検定受検もさることながら、教えをいただいた先輩たちの技能の知識や情報など、普段の仕事にいかせる貴重な体験ができたことが大変有意義だったと思います。検定作業は制限時間ギリギリまでかかり大変でしたが、技能検定の意義と厳しさを体験し、今後のさらなるスキルアップへの意欲がわいてきました。日頃の練習と変わらない自分のペースでの作業を心掛ける!機械組立て仕上げ1級にチャレンジ!●(株)マキタ今田 龍義さん金型仕上げ1級にチャレンジ!10木内 康文さん●(株)ジェイテクト香川工場今回の技能検定では治工具・金型・機械組立ての3職種の仕上げ作業と1〜3級の検定を同時に行うため、それぞれの受検者は周りの作業内容や工程を気にせずに、自分のペースで日頃の練習の成果を発揮することが大切だと思います。限られた時間の中で各作業の手順・道具の選択・時間配分など自分なりに考えて工夫した作業工程が精度の高い課題づくりにつながります。また、作品の仕上りの良し悪しだけでなく、作業時の態度や道具の整理整頓・安全性の重視など、トータルなスキルマインドが好成績につながります。受検者のコメント受検者のコメント受検者のコメント受検者のコメント

元のページ 

page 11

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です