香川のものづくり支援事例集No.12
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当初は事務系の仕事をしていましたが、昔からものづくりに興味があり、28歳で中途入社しました。年齢的ハンディがありましたが、常に前向きに仕事に取組みがんばりました。そんな時、技能検定がある事を知り、技能を磨き向上を図るため取組みました。(株)タダノ入社のきっかけは…?今井1955年、日本で初めて油圧式クレーンを開発した(株)タダノ。以来、日本のクレーンの歴史の先頭を歩み続け、価値ある製品・技術・サービスを創造し、ユーザーに信頼され選ばれるLE世界No.1企業を目指しています。その(株)タダノ志度工場の生産第1課で勤務する今井陽介さん。昨年、技能検定・鉄工職種構造物鉄工作業1級を取得し、技能検定試験成績優秀者として香川県知事賞を受賞。また、その指導者であり「現代の名工」に輝く古市和己さんに、技能検定を活用したタダノ独自の技能継承・人財育成についてお伺いしました。する企業紹介Skill今井 陽介志度工場生産第1課第5職場さん●1級鉄工技能士●1級機械加工技能士香川県知事賞受賞技能検定試験成績優秀者高品質・高性能な製品を創造するために卓越した独自の技能を磨き継承しユーザーに信頼され選ばれるLE世界No.1企業を目指して…!県知事賞、おめでとうございます。受賞の喜びは…?自分なりの作業方法や練習により習得した技能が認められて喜んでいます。大先輩の古市さんや部署の仲間からも祝福を受け、これからの仕事の励みになります。また、技能に対する意識や姿勢を新たに考え、さらなる技能向上を目指したいです。今井技能検定取得への社内のサポート体制はどうですか?技能検定取得に対しては強制していませんし、取得後の手当等もありません。それぞれが自分自身のスキルアップのために取組む社風が受け継がれていますね。そのかわり練習用の器具や材料が自由に利用でき、勤務後や休日でも現場を開放しています。取得者は社内報や掲示板に掲載して、各現場での話題やモチベーションアップにつながっているようです。清水技能検定に向けて作業手順・方法を考え繰り返し練習を行い、体に覚えこませていきました。また、毎回同じ作業が出来るようにマニュアルを作成し、練習できない時は、作業の流れをイメージトレーニングするなど、いろいろ自分なりの方法を考え実行するように心がけています。技能検定を通じて普段の仕事内容にはない技能や知識が習得でき、自分のスキルのレベルもわかり、次のステップアップにもつながると思います。何か自分なりの技能習得法は…?今井※LEとは、“Lifting Equipment= (移動機能付)抗重力・空間作業機械”のこと。3

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