香川のものづくり支援事例集
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11シリーズ3わが校の技能継承College skill生徒一人ひとりの能力と個性を活かした独自の人材育成システムを追求している!吉田愛服飾専門学校先代の吉田愛校長より、昭和13年(戦前)より和裁から洋裁への生活ニーズの転換を見通して、優れた洋裁技能の独自の人材育成を展開してきた。高松市姉妹都市の米国フロリダ州セントピータースバーグでのファッションショーを始め、中国・韓国など多くの国際交流を重ね、さまざまなファッションショー・講演・講座などを開催し、地域ファッション業界のニーズに対応したファッションスペシャリストの養成を目的とし数多くの優れた卒業生を送り出してきた。「祖母である先代・吉田愛校長が創立以来、一貫してきた“ものづくり”に対する強いこだわりと生徒一人ひとりが持つ高い技能と能力・個性をひきだし、業界ニーズに対応した人材育成を目指してきました。」と熱く語る吉田弘子校長。平成12年に二代目校長として就任し、翌年には新校舎を完成させ、新たな人材育成に取組んでいる。平成22年2月には、学校創立70周年を迎え、ファッションコラボレーション展や県芸術祭作品協力など積極的に参加し、洋裁に対するイメージアップやニーズの底上げなど、ファッション業界発展に取組んでいる。地域の業界ニーズに応えるファッションスペシャリストを養成!高度な技術と感性を身につけるクリエイティブな授業内容●色彩授業●アートフラワー 授業昭和13年に神戸市に「吉田洋裁研究所」を設立し、昭和15年に「吉田愛洋裁教室」を高松現地に併設して、戦前・戦後を通して洋服の魅力に着目し、独自の技能と指導方法による人材育成を追求し、現在も地域のファッション業界のオピニオン・リーダーとして、優れたファッションスペシャリストの養成に取組んでいる。吉田 弘子 校長専門課程 本科  昼2ヶ年・夜3ヶ年〈授業カリキュラム〉洋裁理論パターン制作縫製技術教材実習色彩学スタイル画マテリアルアートフラワー服飾に関する基礎的な事を理論に基づき実習を体験しながら学びます。自分の持つイメージを自由に表現できる力をつけていきます。●昼間部本科で2年間学ばれた方は、専門士の称号が与えられます。専攻科      1ヶ年〈授業カリキュラム〉服飾史ドレーピンググレーディングピンワーク洋裁理論パターン制作スタイル画縫製技術教材実習意匠学本科2年を卒業後、更に専門分野においてプロの服飾技術者を養成するため高度な服飾技術、デザイン性を養います。

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