香川のものづくり支援事例集No.12
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日頃、接することのないものづくりマイスターの優れた技能を直接見て聞いて体験したことは、生徒たちにも好評で大きな成果があったと思います。外部からの指導を受け、生徒たちも私も刺激と緊張感が持て、新たに作業への意欲がわいてきました。今後も機会があれば、もっと回数をふやしてご指導をお願いしたいと思います。担当教師からメッセージ坂出工業高校・西山 史郎先生作業に不可欠な道具を大切にすることを重視した指導を受け、道具の良し悪しが加工仕上りを左右することを感じました。プロならではの視点から技能検定受検に必要な技能やノウハウをわかりやすく丁寧に指導していただき、生徒たちも目を輝かせて聞きいっていました。これからは新入生も入学してくるので継続的に実技指導をお願いしたいと思います。多度津高校・中山 大介先生技術面だけでなく、道具の手入れの大切さを教える。建築大工職種の技能検定3級を取得するため、坂出工業高校・多度津高校の建築科の生徒総勢10名が参加して、ものづくりマイスターの伊東和賀男さんの実技指導を受講しました。去年、「高校生ものづくりコンテスト」出場に向けての実技指導を行い、四国大会3位入賞の実績を残したこともあり、各高校からの依頼を受け、再度の実技指導となりました。最初は作業で使用する道具の使い方、手入れについて講義があり「道具の手入れをしっかりすることが技能向上にもつながる。道具の良し悪しが作業の仕上がりにも影響するものです。」と生徒たちに教えました。各作業工程では、生徒一人ひとりに声をかけ、ノコギリやノミの使い方など、プロの技とコツをわかりやすく指導。「日頃、慣れない作業はまず手本を見せ生徒たちにやらせ、わからない時は何度もくりかえし教え、そこから課題になる部分を見つけ、深く掘り下げて指導するようにしました。」と伊東さん。今後も生徒たちのレベルアップのための実技指導を予定しています。香川県立坂出工業高等学校・建築科5名香川県立多度津高等学校・建築科5名▲ものづくりマイスター(建築大工)伊東 和賀男さん●伊東建築ものづくりへの興味と意欲を深め生徒の個性を伸ばす実践的な指導。ノコギリやノミの使い方・手入れの仕方など基本の技能が大切だと思いました。難しい作業を細かくわかりやすく何度も教えてくれました。プロの実践的な技やコツを教わり技能検定への意欲がわいてきた。授業で学べない高いレベルの技能におどろきました。建築大工職種の実技指導ものづくりマイスター学 校 編9

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