香川のものづくり支援事例集No.7
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Q:受賞した瞬間の感激や喜びは…?太田●銀賞の名前を呼ばれた時はやはりホッとしました。本当は金賞を狙っていただけに悔しい気持ちもありましたが、水村くんが金賞を受賞した時、金賞・銀賞を香川県の庵治石産地が独占したことがとても嬉しかったです。地元で応援してくれたりお世話になった人たちの顔を思い出し、感謝の気持ちでいっぱいになり、一緒に厳しい練習をがんばった水村くんと抱き合って喜びました。Q:2回目の出場でプレッシャーや緊張感はありましたか?太田●競技開始の直前は何度経験しても緊張するもので、最初手先が上手く動かなくて困りました。地元で応援してくれた人たちの「落着いて、自信を持って」といつも励ましてくれた言葉を思い出し、冷静に作業に取組み自己ベストな力で競技できました。また、他県の選手へのライバル意識もありましたが、自分なりに完璧な課題作品を作ることだけに集中ができ、いい結果につながったのだと思います。Q:競技の練習や訓練は厳しかったですか?太田●大会前1ケ月は会社の仕事の時間を割いて練習に取り組め、五輪に向けてベストな状態に持っていけました。難題やミスには何度も練習を重ね、技能を身体で覚える訓練に集中しました。その間、指導員の白井さんや技能士会の方々に指導・助言いただき、日々向上心を忘れずがんばることができました。有意義な環境で練習させてくれた会社や技能士会・家族にはありがたい気持ちでいっぱいで、必ず恩返しできる成績を獲得することを考えました。Q:今後の仕事の取組みや後輩へのアドバイスは…?太田●今回の経験を活かしこれからも技能のレベルアップを目指し、仕事も人間的にも向上心を忘れず、庵治石産地の職人としてがんばりたいと思います。また、今後出場する後輩たちにも今まで受継いできた、さまざまな技能・情報を伝授して庵治石産地や県内のものづくり産業の発展のための未来を託していきたいと思います。喜びのQ&A太田 眞介さん (22歳)アキホ・タタ●石工競技課題石工職種  水村 仰さん   太田 眞介さん郷土・庵治石の若き職人が受賞!金銀銀賞4

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