香川のものづくり支援事例集No.7
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第52回技能五輪全国大会が11月28日~12月1日、愛知県名古屋市中小企業振興会館を中心に13会場において開催され、41職種・1200名の青年技能者が技能レベル日本一を目指して競いました。本県からは、配管、電工、石工、和裁、フラワー装飾職種の競技に11名が出場し5名の選手が金賞、銀賞、敢闘賞に輝きました。Q:金賞を受賞した瞬間はどんな気分でしたか?水村●華々しい受賞会場で石工職種の発表があり、太田さんの銀賞が発表され喜んでいたら、金賞で自分の名前が呼ばれ信じられないほどびっくりしました。喜びと同時にこれからのことがいろいろと頭をよぎり、自分的にはとても冷静だったのを覚えています。今後は金賞イコール日本一になったことを大きな自信として仕事に励み、また、庵治石職人として恥じない技能に取組む責任も感じ、石材業界の発展のためにがんばりたいと思います。Q:競技の時のプレッシャーや他県の選手へのライバル意識は…?水村●太田さんが前回大会に出場しているので、大会の雰囲気や競技の取組み方など、いろいろと聞いていたので、初出場にしてはわりとリラックスした気分で挑めたと思います。競技では他県のライバルたちの技能や迫力には圧倒されましたが、地元で応援してくれる人たちの声援を思い出し、自分なりのベストを尽くせば何かしら結果はついてくると思い、落着いた気分で競技に取組みました。Q:大会に向けての競技の練習や訓練は大変でしたか?水村●指導員の白井さんを始め技能士会・組合のみなさんには、いろいろと実技指導をいただき感謝しています。細かな加工技能から迅速な作業工程や適切な道具の選択法などの実務的なアドバイスを受けながら、ミスした時の対策をどうしたらいいかなど、一緒になって繰り返し考え指導していただき、競技大会への大きな自信につながり、また将来の技能向上にもなると思い感謝しています。Q:今後の競技大会への取組みは…?水村●来年も出場したいと意気込んでいたのですが、金賞受賞者はもう出場できないということでとても残念です。その代わりに来年開催される技能五輪国際大会の出場権利があるそうですが、出場するかどうかは会社や技能士会の方々と相談して決めたいと考えています。今後は金賞受賞に恥じない技能と責任を果たせるように仕事の面でがんばりたいと思います。また来年出場する後輩に、競技大会に出場する素晴らしさと自分の技能をレベルアップするための意義を教えていきたいと思います。喜びのQ&A水村 仰さん (20歳)有限会社岡本石材●金メダルを授与される水村仰さん技能五輪全国大会主催●厚生労働省・中央職業能力開発協会・愛知県香川県選手 4職種で金賞・銀賞・敢闘賞に輝く技能競技大会を活用した人材育成第52回金賞3

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