香川のものづくり支援事例集No.7
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日本の伝統と文化を継承!着物ができあがるまでの多彩な工程も熟練した技能により美しく仕上げる!❶検 反❷地直し❸見積り❻縫 製❺ヘラ付け❼検 品❽仕上げ❹裁 断指定寸法通りにお仕立てできるか、袖・身頃・衿・衽などの長さがあるか、柄の配置が良いかなどを見積る。アイロンを使って織目・布目を真っすぐにする。反物に織キズ・汚れ・染ムラなど無いか調べる。各部分に印付けをする。印付けした通りに縫う。仕立て上がった着物が指定寸法通りになっているか、縫い針が残っていないか、シミや汚れがないか、入念に確認する。能力・適正に応じた充実のカリキュラム着物は世界に誇れる日本の芸術品です。糸を取り、機にかけて、模様をほどこしたものを“縫う”という尊い技で、きものの形をつくりあげるのです。日本のきものが現代に息づき、後世に継承されてゆくためにも、作り手の心と技を磨いていく誇り高い仕事です。優れた技能を全国レベルで競い合う技能競技大会にも挑戦。当社では、毎年開催される青年技能者(原則23歳以下)の技能レベル日本一を目指す技能五輪全国大会、技能検定特級・1級・単一級技能士よる2年に一度の熟練技能士が競い合う技能グランプリなど、各種の競技大会にも選手を育成して参加し、技能のレベルアップや努力目標の達成感など、生徒だけでなく学院や家族の応援も得て、ものづくりの頂点を目指しています。〈技能競技大会成績〉●技能五輪全国大会/金賞2名・銀賞1名・銅賞1名・敢闘賞7名●技能グランプリ/1位3名・3位1名・敢闘賞1名卒業生からのメッセージ「入社当初、和裁の基本である運針もままならないまま8年が過ぎました。卒業後、在宅での作業になりましたが当時に比べると、縫える着物の種類も増え、技術も向上しましたが、一人前の和裁士になるにはまだまだ道のりは遠そうです。」森本 温美さん●第49回技能五輪 全国大会 第1位●第27回 技能グランプリ 敢闘賞●一級和裁技能士❾完 成和裁技能士指定寸法、柄の配置などの見積りを確認し、裁断する。袖・脇・背・裾などアイロンなどを使って仕上げをする。12

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