香川のものづくり支援事例集No.6
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10Q:若年者ものづくり競技大会に参加するきっかけや練習方法は…?A:以前のカレッジコースの訓練生は、校内で資格取得や就職を目標として、技術・技能レベルの向上を目指していました。しかし、訓練生の技術・技能レベルについて、全国レベルと比較するものも無く苦慮していたところ、全国の若者が技術・技能を競う若年者ものづくり競技大会のことを知り、参加するようになりました。カレッジコースでは、訓練の区切りとして1年生から2年生への進級試験を行っており、進級試験と若年者ものづくり競技大会の校内予選を兼ねて実施しています。各職種の練習・訓練方法は5月頃から過去の若年者ものづくり競技大会の課題や技能検定の過去問題などを参考にし、反復練習をしています。練習は、訓練時間中にできないため、放課後や夏休みなどを利用しています。Q:競技大会に参加する意義は…?A:訓練生にとっては、校内だけでなく、全国大会に参加して競うことにより、自分の技術・技能を試す貴重な場であると考えています。現在、訓練生や学校の技術力をアピールする場がほとんどない状況にあり、この大会に参加して成果を出すことにより、アピールしたいと考えています。Q:第9回競技大会に入賞した選手に一言…?A:入賞した皆さん、おめでとうございます。放課後や夏休み中に自分の時間を割き、懸命に練習に取り組んだ成果を発揮することができ、学校としても非常にうれしく思っています。今回の入賞に満足せず、社会に出てからもこの経験を活かし、ますます技術・技能を磨いていくことを期待しています。Q:学校として今後の取組みや展望は…?A:選手として参加する訓練生にとっては、負担になるところもあると思いますが、全国レベルで技能を競う大変意義深い大会であることから、今後も可能な限り参加したいと考えています。若年者ものづくり競技大会にむけて訓練生の技能向上のためのサポート体制!将来、就職に役立つ技能検定や各資格を取得できる技能をサポート!電気はあらゆる産業の基盤となる重要な分野です。在学中の2年間で複数の関連資格が取得可能。それを武器に産業社会に羽ばたき、活躍するスペシャリストをしっかりサポートしています。〈在学中に取れる技能検定〉●技能検定機械保全 2級・3級取得Message〈電気システム科〉西条 秀樹先生自動車工学科では少人数のグループ制で実習に取り組むので、車やバイクに多く触れられるのが特徴です。また、先生方は全員整備士として豊富な経験があり、実践的な実習でサポートします。修了後に2級ガソリン自動車・2級ディーゼル自動車、2級二輪自動車整備士の受検ができます。Message〈自動車工学科〉久保 勝彦先生さまざまな実習とカリキュラムにより、ものづくりに必要な実践的な技能と複数の資格取得ができます。〈在学中に取れる技能検定〉●技能検定機械・プラント製図 2級・3級 取得●技能検定機械加工 2級・3級 取得●技能検定機械検査 2級・3級 取得Message〈機械システム科〉遠藤  彰先生建築物の施工現場で働くために必要な建築の知識と技能の習得に多くの時間をかけています。在学中には関連する多彩な資格取得ができるので、将来に向かってチャレンジしましょう。〈在学中に取れる技能検定〉●技能検定建築大工 2級・3級取得Message〈建築システム科〉沖野 貴司先生●若年者ものづくり競技大会機械製図CAD競技●若年者ものづくり 競技大会建築大工競技●技能検定機械加工●技能検定 機械保全●技能検定 建築大工●機械製図(CAD) 競技 2位入賞〈機械システム科〉向井 俊樹さん〈自動車工学科〉富永 昌樹さん●自動車整備 競技 3位入賞若年者ものづくり競技大会成績●平成21年度(第4回大会)    自動車整備〈第2位〉●平成22年度(第5回大会)    機械製図〈第2位〉    自動車整備〈敢闘賞〉●平成24年度(第7回大会)    機械製図〈第1位〉●平成26年度(第9回大会)    機械製図〈第2位〉    自動車整備〈第3位〉

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