香川のものづくり支援事例集
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9香川県石材施工技能士会における技能五輪参加への位置づけ!技能五輪への道参加の経緯参加の意義訓練方法《技能五輪の過去の参加データ》技能五輪の活用事例訓練を通してものづくりに対する強い絆とスキルアップへの挑戦!チャレンジ・ザ・スキル若年技能者の仕事に対するヤル気や責任感が受け身になっていると感じ、仕事・技能に対する意識改革を図るために、競技大会参加を活用した人材育成に取組む。今まで各企業での参加を第51回大会より、技能のレベルアップを図るため技能士会での対応を実施。世界に誇る庵治石ブランドの優れた技能を全国に知らしめるための展開。平成18年第44回技能五輪大会で銀賞・平成20年第25回技能グランプリで金賞など、輝かしい実績を残している。●●●●技能五輪全国大会では、現場の作業に即した課題が出題されるため、訓練そのものが現場作業に役立ち、ベテラン指導員から細かな指導が受けられ、組合全体の技能継承の場になっている。大会に参加することで、高水準の全国レベルを体験し、同年代のライバルとの競技により、社内教育だけでは味わえない刺激が受けられる。組合だけでなく地域ぐるみで参加選手を支援することで、チームワークや一体化を育み、業界全体で盛り上がっている。●●●技能五輪や技能グランプリで入賞した、中堅指導員を選出し、高レベルな訓練や実技指導に加えて、競技大会での独特な雰囲気やプレッシャー、競技の流れなど、実践レベルの訓練を行っている。また、ものづくりマイスターや熟練技能者等の高度な技能継承にも取組んでいる。●第43回大会(山口県) 2名参加第44回大会(香川県) 2名参加・銀賞1名第51回大会(千葉県) 1名参加・敢闘賞(約13年前と19年前に1名参加)●●●技能グランプリの出場経験があり、その時は指導してくれる方もなく独学での練習が大変でした。若い出場選手たちには、そんな苦労をさせずに、訓練や練習のノウハウを伝承しています。二人共まじめで技能の飲み込みも早く、厳しい練習ですが、がんばっています。大会まで期間中に自分なりのやり方や道具になれ、スピード・精度を高めベストの体制になるよう全力でサポートしていきます。第51回技能五輪全国大会に参加し、身を持って競技大会の独特の雰囲気やプレッシャーを感じて、全国レベルのすごさを実感しました。大会を経験して感じたのは、自分にあったやり方・作り方を見極め、スピード・正確さを習得したいと思います。今回から製造課題も変わり、新しいやり方と感覚を体に覚えさせて、自分らしい技能を目指したい。また、技能士会や指導員の方のサポートをいただき、恩返しができるようチャレンジしたいです。太田 眞介さん水村 仰さん指導員からのメッセージ自分なりのやり方を見つけることが大切!●白井文雄石材店●一級技能士取得 (石材加工・石張り・石積み)●香川県伝統工芸士認定指導員 白井 保浩さん太田 眞介さん(22歳)●アキホ タタ高校の時に石材関係のイベントに参加し、香川県の特産「庵治石」の魅力と石工技能にあこがれ入社3年目になります。今回、技能士会より技能五輪参加を薦められて戸惑いましたが、大会経験者の太田さんもいると聞かされ、いろいろと助けてもらっています。指導員の白井さんからも加工技能から作業規定や道具の選択法など細かなアドバイスを受け、競技会だけでなく将来の技能アップにもつながると思い、大変感謝しています。水村 仰さん(20歳)●(有)岡本石材選手からのメッセージ

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